くの一FIVEの世界観



中華的熊猫さん作です。



西暦25XX年の地球。
人口増加とそれに伴う資源の枯渇、環境破壊は悪化の一途を辿っていた。
そんな折も折、西暦1900年代初頭から世界各国で取り組まれた宇宙進出関連の研究が功を相し、大規模な宇宙ステーションが幾つも完成。
世界各国の多くの人間が、資源の枯渇した地球に見切りをつけ、新たな活路を宇宙に見出すべく旅立った。
…地球と共に生きる事を選んだ、ひとにぎりの人間たちを残して。

それから500年あまりの月日が流れた西暦30XX年。
人間による生産活動の規模が縮小した事により地球は再び水と緑の星として蘇った。
残された人間たちは地球の自然と共存しつつ、幾つかの「シティ」が集まって構成される「ポリス」と呼ばれる都市国家に分かれて平和に暮らしていた。
自然の復活により、文明社会では存命できなかった幻獣や精霊たちも復活し、いまや地球は人間の文明が誕生して間もない頃の地球の面影を取り戻しつつあった。

そんなある日、地球に突然侵略者が来訪する。
倭の国の幻術「忍法」と科学が融合をされた戦術を駆使する彼等は、自らを「土蜘蛛忍軍」と名乗り、各地のポリスを攻撃・侵略していった。
為す術も無く逃げ惑う地球人たち。
だが、彼等は知る由も無かった。
その侵略者たちの正体が、嘗ては自分達と同じ地球人だった事を。
彼等が自分達の先祖と袂を分かち、宇宙に進出したモノの、多国間の宇宙開発競争が原因で宇宙での暮らしに失敗し、流離の身に陥った宇宙流民である事を…。

生き残った各国のポリスの指導者たちは、それぞれ独自に土蜘蛛忍軍への対抗手段を講じていった。
そんなポリスの中に、「毒をもって毒を製す」の言葉に倣い、倭の国の幻術「忍法」を重用したポリスが存在した…。




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