THOROUBRED 4

WHERE SIN SORE WOUNDING




登場人物紹介



☆通常版(→回想シーン版


○クリシュナ
本編の主人公。人身売買組織「ファーム」の商品で、大変優秀な「純血種の人間」。本シリーズ第1話「Ten Little Kids」で、アドルフ・ユリシュカとともに能力検査に合格し、トレーニングセンターに連れてこられた。純血種としては紙一重の血統であることや、自分自身の生存のあり方についての懐疑、素で天才であるアドルフへのコンプレックスに加え、ストーカーの手でナニかを開花させられそうになっていて、なんだかもうエラいことになっている。アドルフと同室だが、若干だらしなくて整理整頓が苦手なので、ルームメイトとしてはイマイチかもしれない。12歳で、センター内の階級ではレベル4。コーヒー色の肌に漆黒の髪の、たいへんな美少年。

○アドルフ
本シリーズ全編を通しての主人公。父が純血種、母が普通の人間という血統だが、父方の稀少な血のため純血種として育成される。万能の天才で、気持ちは優しく、行動はマヌケ。クリシュナの親友にして最大の癪の種。潔癖症で小姑ぎみなので、ルームメイトとしてはイマイチかもしれない。11歳で、階級はレベル6。白皙で暗褐色の髪と目の、ものすごい美少年。

○ブラーマダッタ
クリシュナと近い血統の純血種。ナルシストで、自分と同じ顔のクリシュナにしつこくつきまとうストーカー。困ったことに大変なテクニシャン。18歳で、階級はレベル5。浅黒い肌と黒髪、光線の加減によってかすかに青みがかって見える灰褐色の瞳の、どえらい美青年。

○フレイ
養親の経験のある純血種。しいたげられている子どもを見ると手を差し伸べずにはいられないナイスガイ。ほんとのところは、子どもを見ると能力検査で手にかけてしまった養い子の面影を見境なく重ねてしまう、ちょっと困ったヒト。23歳で、階級はレベル6。短く刈った金髪と陶器のような白いおでこがチャームポイントの美丈夫。

○ユリシュカ
アドルフを 虐めていいのは あたしだけ(五七五)。恐怖のツンデレ少女。最近、自分が血統的には戦闘用ではなく観賞用であることを知ってしまい、劣等感に苦しんでいる。12歳で、レベル2。金髪碧眼の、光り輝くばかりの美少女。

○ナカニシ(兄)
トレーニングセンターの医療スタッフ。本シリーズ第1話「Ten Little Kids」に出てきた厩舎スタッフのナカニシの長男。先祖代々「ファーム」のスタッフで、秘密を知ってしまった以上この組織に身を置かないと命がない運命なのだが、子どもを売って生計をたてることに良心の呵責を感じている。黒髪で黒い瞳。

○ナカニシ(弟)
トレーニングセンターの雑役スタッフ。厩舎スタッフのナカニシの次男で、医療スタッフのナカニシの弟。家業の真相を知るまでは、明るく利発な少年だった。現在は、どうにかこうにかやっとこさっとこ生きている。そんなわけで両親とは隔意があり、実家に置いておいたら死んでしまうと判断した兄貴に引き取られた。面差しは兄に似ているが骨皮筋衛門。

○スクナヒコ
クリシュナやアドルフの隣の部屋の少年。自称「フレイの恋人」。当初は、フレイに近づいたのは身を守るために利用しようとしてのことだったのだが、現在は。ちょっとミチザネに似ている。11歳で、レベル1。黒髪黒目で、キメの細やかな象牙色の肌。小柄で可愛らしい美少年。

○リァン
ユリシュカと同室の少女。たいへん享楽的な性格で、真面目で努力家のユリシュカとは犬猿の仲。アドルフの黒髪コンプレックスにつけいってうまく釣ろうと目論んでおり、ガードに入るユリシュカやクリシュナを嫌っている。13歳で、レベル2。漆黒の髪をポニーテールにした、エキゾチックな美少女。






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